佐賀県のシステム会社
学映システムは佐賀県にあるICT関連企業です。一般的なICT企業と異なる点は、教育、つまり、学校に特化した企業であるという点です。これは、もともと佐賀県で教材等の販売を行っていた河野教販株式会社の武雄支店から独立して創業したという経緯も大きく影響しているのだそうです。もともと行っていた業務はそのままに、システム開発も行うようになり、教育のICT化をソリューションとして提供しているといいます。
創業は1984年ですから、現在では35年を超えているということになるのですが、このころから教育に特化しているICT企業というのは、それほど多くはありません。個人向けのPCが一般に普及したのはWindowsの登場とインターネットの普及が大きな要因になっているのですが、一般企業のICT化が急速に進んだのもこの頃ではないでしょうか。インターネットの普及というのが大きな契機になっていると考えられます。
佐賀県の教育のICT化
学映システムのある佐賀県は、全国的にみても教育のICT化において先進的な都道府県であり、全国で先駆けて教育の現場のICT化を進めています。校務システムに関しては、全国的にみると多くの学校が導入しているのですが、私立の学校が多いようです。公立の学校の場合、教育委員会や自治体が中心となってすすめることになり、また、同時に導入する学校数が多いということもあり、簡単に導入するというわけにはいかないのかもしれません。
学映システムでは学習者用端末、タブレットPC、児童用統合ソフトウェア、各教科学習用ソフトウェアといったソリューションを提供しており、佐賀県の教育のICT化において、中心的な役割を担っているようです。実際に佐賀県では学映システムはかなり高いシェア率となっているようです。
トータルサポートの提供
学映システムの教育ICTソリューションは、導入したら終わりというわけではありません。異なるチームとなるのかもしれませんが、その後のサポート体制もしっかりと整っているのだそうです。
保守はもちろんですが、教育ICTソリューションとは別にICT利活用サポートといった事業を行っており、さまざまなサポートを行っています。
導入後の利活用に関する研修会の実施や、インストラクターの派遣、他にも支援員の配置等も行っているようです。また、運用の支援などはこちらの事業として行われているようです。
そのため、せっかくICT化を行ってもうまく活用できていない。といったこともあまりないようです。創業からこれまで教育に特化して業務を行ってきているため、実績やノウハウも豊富ということになるのではないでしょうか。その結果として、さまざまな状況でのサポートが可能なのかもしれません。